102
去る10月2日、誕生日を迎えました。
そう、私の屋号である『102』は誕生日からきています。笑
10月2日は豆腐の日であり、豆腐好きだった私は豆腐を使って作るヘルシーなお菓子を作っていた頃がありました。この先もっと研究していこうかなーという流れで屋号を『102』に決めました。
でも、豆腐にこだわるとやっぱりどのお菓子も豆腐でしかなくなり、その風味を抑えようと試行錯誤するうちに果たしてここまでして豆腐を使う意味があるのかな…という結論に行き着きました。
今はガトーショコラにのみ、使用しています^^
話は変わりますが、私が卵や乳製品を使わないヴィーガンスイーツを作ろうと思ったきっかけをお話しします。
もともとお菓子作りが大好きで、いろいろなレシピを見ながら自分でアレンジして作っていました。もちろん卵やバターも使って。
そのうちに、311、東日本大震災が起こりました。子どもも授かりました。
安心できる食べ物がなかなか手に入らず、東京で不安な日々を過ごしていました。
地元福島を心配しながらも、色々な思いを抱えてご縁あった京都に越してきました。
年月の経過とともに、色々な事実が分かってきたり自分で調べて恐ろしくなったり。特に食べ物の汚染については、この先どうなっていくんだろう、、と案じています。
卵や乳は、人間も動物も子孫を残すための大切な生産物。でも実際、キノコ同様放射能の影響を最も受けやすいのです。
大好きなお菓子作りをする上で、安全なそれらをいつも常備できるとは限らない。それなら、不安な材料を使って作るよりも使わずに作る方がストレスにならない!という結論に落ち着きました。
京都は、ありがたいことにヴィーガン対応のお店がたくさんあり、身近に食べることができたため、ヴィーガンスイーツも含め大変勉強になりました。
動物性のものを使わずに、こんなに満足できるお菓子が作れるんだと知ってから、それは夢中で作る日々でした。
でも、自分の作るヴィーガンスイーツに物足りなさを感じ始めます。
そしてずっと気になっていた天然酵母に行き着いたのです。天然酵母というとパンのイメージですが、パンも焼いたことはありません。でも、この物足りなさを解決してくれるのはこれだ!という確信がありました。
天然酵母を使って作るお菓子のレシピは、その頃全然ありませんでした。本やネットを見てみても、パン。もしくは卵やバター+天然酵母のお菓子。
なので、そのレシピのパーセンテージなどを参考に自分で試行錯誤の日々が始まりました。
結論から言うと、天然酵母は私のお菓子に欠かせないものになりました。
そして今も、『生きている』酵母の扱いに苦戦しながらも楽しい発見の日々を送っています。
とっても長くなってしまいましたが、私のお菓子のルーツでした☆